シシドのヒトリゴト

きょうも指先に心をこめて

美人かどうかはどっちでもいい。与えられた武器でどう戦うか

美人かどうか。それは固定された状態ではなく、変化する。

なにがどう転んでも美人、というような人は希少だ。1000人いたら1人か2人くらい。ほとんどの人は、体調、体重、服、メイク、髪形や表情などの変動要素で美人ゾーンから出たりはいったりする。

高校生くらいまでは、素材の勝負だ。服は制服、メイクは禁止、髪は黒一色の世界では、素材がいい人が勝つのは当然。でも高校を出たら、選択肢は一気に増える。そうなったら、「自分はどうなりたいか」という戦略を明確にもっている人が勝つ。

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10代の私は、「可愛くなかったら人生終わりだ」と信じていた。そして私は可愛くなかった。(大体、可愛い子だったらこんなブログ書いてない。)「美人かどうか」という要素に、重きを置きすぎていたのだ。見た目は、文字通りぱっと見でわかりやすいから、視野が狭いうちはそれが全てになりやすい。

でも、大人になってわかった。「美人かどうか」自体が変動要素であり、その人が持っている様々な資質のひとつでしかない。

あなたが美しく生まれたなら、それは素晴らしい、天からの贈り物だ。どうかその美しさを大切に、これからも淡々と美しくあってほしい。

あなたが美しく生まれなかったなら、これからの戦略はあなた次第だ。あなたが持っているほかの素晴らしい資質をのばしてもいいし、あくまで美しさを追求してもいい。時期によって追求するものを変えてもいい。重要なのは、あなたの武器はひとつではないということだ。美しく生まれなかったことを嘆くよりも、次の一手を考えよう。

わたしは、「可愛くなかったら人生終わりだ」と信じている、昔の私のような女の子に向けてこれを書いている。あなたは自由なんだよ。あなたの若い命は、飛び出すときを待っている。誰もがほめてくれるわけじゃないけれど、あなただけは、あなた自身を大切に、でも傷つくことを恐れずに、前に進んでいってほしい。

 

傷ついても言いたいことを言うあなたを尊敬する

たまに、(この人、生きづらいんじゃないかな)と思う人に出会う。そういう人は、どこにいっても、もめ事を起こしたり、嫌なことに立て続けにあったりする。

先日書いたエントリに出てくるIちゃんもそのひとり。

ikitagari.hatenablog.com

 ここ数日、またIちゃんについて考えていた。Iちゃんの性格や、考え方や、生きる姿勢について。それから、「生きづらいんじゃないか」と私が勝手に思った人たちについても考えた。なぜだかいつも、そういう人たちが気になる。彼らのなにが、私をひきつけるのか。

彼らにはあって、私にはないもの。
それは、「スルーしないしできない、真面目さ」「自分の意見に対する真摯な姿勢」だ。

彼らは、自分が「これは問題だ」と認識したことは、絶対にスルーしない。堂々とまっすぐに、自分の意見を主張する。そうすることは、ほとんどの場合、周囲と摩擦を起こす。摩擦は、彼ら自身も傷つけるけれど、それでも彼らは黙らない。

Iちゃんは、矛盾を感じたら黙っていられない。「分相応」という言葉は彼女の辞書にはない。たとえ相手がお客だろうが、自分の会社の社長だろうが、間違っていると思ったら間違っているという。その結果、職場で迷惑がられて嫌われ者になり、つらい思いをすることになっても。

私だったら。「組織の矛盾」なんて、ほぼ100パーセントスルーする。「そういうこともあるよね」とか、「いろんな人がいるからね」とか言って。関心もなければ情熱もない。ただただ、自分のエネルギーと体力を温存したい。そのために、口をつぐむ。

私は、主張する彼らをみて、すげえな、と思う。美しいとすら感じる。自分が傷つくことがわかっていて立ち向かっていくその姿勢。彼らには「こんなものか」っていう感覚がないのだ。もしくは、そう思うのが怖いのかもしれない。「こんなものか」って思いたくないから、戦い続けるのかもしれない。

たとえ傷口が膿んで、傷あとが残ったとしても、それが勲章になることもある。

私は、傷ついても言いたいことをいうあなたを尊敬します。

 

 

ひとには泣きたいときに泣く権利がある

今日もまた夫が泣くのでつらい。明日の仕事のやることリストを作りながら泣いている。仕事のことを考えたほうが気持ちが落ち着くらしい。私は夫が泣くとなぐさめたくなるけど、仕事をするのは私ではないから結局うわべだけのなぐさめにすぎない。

ほんとうに、ほんとうに正直に言うと、もう泣くのはやめてほしい、とちょっとだけ思ってしまった。本人がすきで泣いているんじゃないのはわかっている。でも、つかれる。私までもう生きてるのって最悪!渡る世間は鬼ばかり!という気分になってくる。こんな日に限って、天気が悪くて寒くて風もビュービュー吹きつける。

私はもう考えるのにつかれて、ぼうっと夫をながめていた。なぐさめる言葉を考えることもできなかった。しばらくそうして心をからっぽにしていたら、心にある一言が浮かんだ。

「ひとには 泣きたいときに泣く権利がある」

夫が泣いているところを見たくない、というのは完全に私の都合だ。ひとには、泣きたいときに泣く権利がある。そして今、夫は泣きたいときなのだ。

私も、一人暮らしのときは誰にも見られずによく大泣きしていた。他人から見れば、くだらない理由のときもあった。今の私ですら、あのときはなんであんなことが異様に悲しかったのかと首をかしげたくなることもある。でも、当時の私にとっては、空が落ちてくるくらい悲しいできごとだった。それを笑う資格は、誰にもないと思う。

夫の悲しみは夫のもので、私の悲しみは私のものだ。結婚したって、一緒にくらしたって、他人の悲しみをうばうことはできない。

夫はしばらく静かに泣いて、「今日は走りにいくことにするよ」といった。だから私も一緒にいって、プールで泳いでくることにする。泳いで泳いで、ひたすら水をかきわけて、心をからっぽにしようとおもう。

 

 

 

 

 

自分でできる肩こり解消法が意外と効くのでオススメ

こんにちは。新しい仕事にもだいぶ慣れてきたシシドです。仕事してると長いあいだ同じ姿勢でいることが多くて、肩こりや腰痛がつらくなってきませんか。私はつらいです・・・。そんなとき、同僚が肩こり解消方法をおしえてくれました。これが結構効くので、ご紹介します。

 【自分でできる肩こり解消のやりかた】

以下の3つの場所を、順番に押したりさすったりしてほぐすだけ。

①肩のつけね~胸のうえの方

②わきの下

③あたまの後ろ

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 各箇所1分ずつ、左右をかえて合計6分おこないます。

 勤務中はできないので、お昼休みにこっそりやっています。私はいつも猫背気味なのですが、これをやると胸が広がりやすくなって、姿勢がよくなります。あと、気持ちもすこし落ち着く感じがします。

もし家にテニスボールがあるかたは、テニスボールをつかってコロコロほぐすと楽ちんだそうです。まあ、普通はないですよね・・・。今度スポーツ用品店で買ってこようかと思ってます。

みなさんも、よかったら試してみてください!

結婚すると喜びも悲しみも二倍になる。あと、苦しみも。

結婚すると喜びも悲しみも二倍になる。あと、苦しみも。ただし傾向があって、一方がプラス(喜び、わくわくなど)の感情、一方がマイナス(悲しみ、イライラなど)の感情をもっている場合、マイナスの感情のほうが勝つことが多い。たぶん、マイナスの感情のほうが質量があり、相手を引きずり込むパワーを持っているのだと思う。

二人で一緒に暮らしていると、つねに二人分の感情が家に渦巻いているのを感じる。どちらかというと、私は人の顔色をうかがって生きるようなところがあるので、余計にそう思うのかもしれない。自分がうれしいことがあっても、夫がつらそうな様子だとうれしさも引っ込んでしまう。逆に、夫が楽しそうな様子だと、私もとってもうれしい。

感情だけでなく、感じ方の違いにもびっくりする。(加えて、しばしばイライラする。)例えば、私は夜寝る前に電気を真っ暗にしたら、小さな光が差しただけでも起きてしまう。でも夫は、寝る前に布団の中でスマホを見るのが習慣で、スマホを見ないと眠れないという。私が何度やめてと言ってもやめない。最初は布団をかぶって見てくれるけど、熱中しだすとこちらにまともに光が当たる体勢で見始める。小さなことだけど、毎日になるとじわじわ追い詰められてくる。(そして、この問題は現在も進行中。)

結婚してよかったと思う時もある。例えば、夜中に怖い夢をみて目が覚めたとき。心臓がバクバクして、ここはどこだろうと思って隣をみると、夫がすやすやと寝ている。もしくは起きていて、「どうしたの?」と聞いてくれる。そうすると、私は安心する。もし今こわいものが襲ってきても、私はひとりじゃない。二人で立ち向かえるから、大丈夫。そう思って、安心してねむる。

友達や親には、なぜだか結婚生活の悪い面や、悩みばかり強調して話してしまう。そのほうが盛り上がるというか、共感してもらいやすい気がするから。でも、本当は結婚にいいも悪いもないのだろう。よっぽどの悪人(何に対する悪なのかにもよるけど)とでも結婚するのでない限り、誰と結婚してもたいして違いはないのじゃないか。きっと問題は、相手ではなく自分のなかにある。