時計を見ているうちにおばあさんになるのは嫌だ
仕事中、何度も壁の時計を見てしまう。そのたびに(まだ3時半か、定時まであと2時間・・・)と、頭のなかで計算する。曜日でも同じ。水曜日の朝には(まだ週の半分か・・早く週末にならないかな)なんて考えている。
昨日も、えげつないほど大量の書類を整理しながら、チラチラ時計を見て、(あれ、まだ10分しかたってない。おかしいな)と一人で不思議がっていた。
そのとき突然、誰かが耳元でこう言った。
そうやって毎日毎日、
時間が早く過ぎるのを望んでいるけど、
時間が早く過ぎたら、人生も早く終わっちゃうよ。
それでいいの?
私はひやっとして周りを見たけど、ウトウトしている同僚のほか、誰もいなかった。
確かに、「死ぬまでに残された時間」=「命」だとしたら、私は日々、命のロウソクが早く溶けるのを望んでいることになる。それって、命に対してすごく失礼なことじゃないか?
そうやって「早く嫌な時間が終わらないかな~」って望んでいるうちにどんどん時間がたって、人生の終わりが近づいた時に、「えっもう終わりなの?そんなの嫌だ!」って駄々をこねたって、もう遅いんだ。
だけど、こうやって、時間がたつのを待っている人は多いと思う。むしろ、時計を見る暇もないくらい仕事を楽しんでる人って、どのぐらいいるんだろう?時計を見る暇もないくらい仕事に追い立てられている人なら、たくさんいるだろうけど。
どう過ごしても同じ時間なら、時計をながめてため息をつくより、目の前のことに集中して、ワクワクするような時間を過ごしたい。
まずは、今ある仕事を楽しんで、ちゃんとやり遂げようと思いました。
それでは、よい週末を!
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