シシドのヒトリゴト

きょうも指先に心をこめて

どうしてゆーれいがこわいのか考えてみた

私だめなんですよ、ゆーれいの話。本当にダメ。お断り。漢字で書くのすらこわいから「ゆーれい」ってひらがなで書く。なのに、最近怖い話を見たり聞いたりしちゃったので、しばらく目をつぶってシャンプーできそうにありません。

どうして私はこんなにゆーれいが怖いのか。世の中には、自分から好んでホラー映画を見にいって、ケロリとして帰ってきて、その日から目をつぶってシャンプーできる人々もいるというのに。彼らは言うでしょう。「だってあれは作り話なんだから」「現実とは関係ないから平気だよ」

でも、私にはそうは思えない。ゆーれいは、ほんとにただの作り話なのか。それとも…。

だからって、ただ怖がっているのは悔しいので、「どうしてこんなにゆーれいが怖いのか」を考えてみました。しばらく考えていたら、自分でも意外な答えが出ました。

「未知のものに、思いがけないタイミングで、自分の心を乱される」から怖いんじゃないの?

別にゆーれいに限らず、知らないもの、よくわからないものが怖いのではないか。ゆーれいに遭遇する、というのは、その「よくわからないもの」が突然あらわれて、何かしら心を乱してくるわけだから、怖いうえになんだかちょっと面倒。

ゆーれいには、いままであったことがなく、これからもおそらく会うことはないと思います。だから、「 ゆーれいをよく知る」って不可能だと思うんですよ。いるのかいないのか自体、はっきりしないし。だからきっと、ずっと怖い。でも「よくわかんないから怖いんだ」と思うとちょっとすっきりしました。

だけど、こわいことはこわいから、やっぱりゆーれいの話はしないでね!

 おしまい。